こんにちは、サンタです。
 前回の記事では、私がラムゼイハント症候群に罹った時の症状や手術などについて書かせていただきました。

ラムゼイハント症候群に罹り顔面麻痺となった話

 肺気胸やラムゼイハント症候群の治療は終わり、以前のように日常生活を送っています。
 しかし、治療自体は終わっても、様々な後遺症に悩まされています。

 今回の記事では、現在も残っている後遺症、又、後遺症の影響により普段の生活で困っていることなどについて書いてみたいと思います。

 よろしくお願いします。

お辞儀をする猫のイラスト

肺の圧迫感や息苦しさ

肺の痛みや息苦しさを表すイラスト

 手術で肺を少し切除した影響なのか、運動をしたり大きな声を出したりすると、肺がギューっと圧迫されるように感じることがあります。
 そのような症状が出ると、普通に呼吸をしていても酸素が足らないような感覚に陥り、息苦しくなってしまいます。

 このような感覚は常にあるわけではないのですが、ストレスを感じたり疲労が溜まってきた時、季節の変わり目で気圧が変化する時などに感じやすいです。

 以前はストレス発散のため、筋トレやジョギングなどの運動をすることもあったのですが、現在は運動の負荷加減を間違えると苦しくて立っていられなくなり、しばらく動けなくなってしまいます。

 そのため、日常生活においては運動量に注意が必要で、可能な限り無理をしないように生活しています。
 特に、仕事中に苦しくて動けなくなると困るので、職場ではより気を遣って動いています。

神経痛

身体のあちこちが痛む人のイラスト

 肺の手術の際、少し神経に触ってしまったのか術部周囲の肋間神経痛があります。
 常に痛いわけではなく、痛みの強さにもムラがあるのですが、時々急激に右の脇腹が痛くなることがあります。

 痛みを抱えて生活するということは、なかなかのストレスで、『よし、頑張ろう』と意気込んでいる時に、神経痛が出現すると出鼻を挫かれたような気分に陥り、うつ気分が強くなっていきます。

 そういった神経痛を感じている際、同時に呼吸苦も出現してしまうこともあり、その状態になるとかなり辛く、普段通りの生活するにも無理を強いられてしまいます。

 又、ラムゼイハント症候群は耳性帯状疱疹とも言われ、神経がウィルスに感染して起こる病気です。
 そのため、私の場合は左側に起こったので左側の耳の後ろから顔面にかけてズキズキ・ピリピリと痛みが残っています。

 この痛みも日によりムラはありますが、後述する顔面麻痺による筋肉の引き攣りなどとセットになると、これもうつ気分を増悪させます。

 神経痛を鎮める為、色々な痛み止めの薬を試していましたが、バッチリ効く!という薬はありませんでした。
しばらく、神経痛用のリリカ(プレガバリン)という薬を飲んでいましたが、吐き気など副作用がひどく、止める時も離脱症状に悩まされました。

 結局は一般的なロキソニンに落ち着き、強い痛みは我慢するようにまりました。

顔面麻痺

 手術はしたものの、麻痺の状態が完治することはなく5割ほどしか顔面の機能は戻りませんでした。
 ラムゼイ・ハント症候群はヘルペスウィルスが関与するベル麻痺とは異なり、予後が悪く後遺症が残りやすい病気なのだそうです。

 医師からの告知を受けた時はかなり絶望していましたが、麻痺状態となり時間が経ってくるとうつ病の影響なのか正直どうでもよくなってきました。
 一時期は瞬きすらできない状態だったので、瞬きができるだけでもありがたいと思っています。

 しかし、どうでもいいのは麻痺が良くなるかどうかなので、後遺症で困ることとはまた別です。

 顔面麻痺では顔が思うように動かないことの他に、顔の筋肉が急に外に引っ張られるように引き攣ることがあります。その際は左の顔面だけ変なしかめっ面になります。
 又、病的共同運動と言って口を動かした時に、勝手に左目の開閉が起こってしまいます。これがなかなか不快なのです。

 私が麻痺になった時はコロナが流行り始め、国民全体が外出を控えるようになっていたので必要以上に人に会わなくてよかったので助かりました。
 又、マスクをずっとつけていても変に思われないので助かっています。

 しかし、ほとんどは職場ですが食事の際はマスクを外すので口の動きがおかしい状態を見られてしまいます。
 同僚の人たちは特に気にはしていないと思うのですが、私自身が気にしてしまい億劫になります。
 又、イベント事などで写真を撮られると不自然な表情の自分が映像として残されるので、見返す機会あるたびにうつ気分が増悪します。

終わりに

 以上が私が現在悩まされている後遺症となります。
 元々のうつ病に加え、こういった身体的な障害に悩まされていると落ち着いていた早く死にたい・生きていてもしょうがない、という気持ちが湧き上がる時があります。

 今は抗うつ剤や抗不安薬などを飲みながら、なんとか折り合いをつけて生活していますが、いつになったら人生に希望が持って生きていけるようになるのか、ついつい落ち込むことがあります。

 次回の記事では、病気で入院していた際に持っていて便利だったものや無くて困ったことなどについて書いてみたいと思います。

 ここまで読んで下さりありがとうございました。

記事を読んでくれたことに対する感謝を表すイラスト