こんにちは、サンタです。
私は周囲の人間にうつ病であるということを、あまり知られたくはありません。
そのため、周囲の人間のほとんどには、自分の状態を秘密にしながら生活しています。
しかし、ずっと無理をし続け、独りで悩みを抱えることがどうしても辛くなり、過去に一度だけ知人に相談をしたことがあります。
その結果、やはり止めておけばよかったと後悔しています。
今回はそのときに知人から言われて傷ついたことや感じたことなどについて書いてみたいと思います。
よろしくお願いします。
目次
「辛いのは今だけで、その内に良いことある」
まず知人に打ち明けたことは、失恋が原因となり生きていることが嫌になり、もう辛くてしょうがない、ということです。
その相談に対して言われたことは、
「女は星の数ほど居るんだから辛いのは今だけで、その内に新しい彼女出来るでしょ」
「今は辛いけど、その内に良いことあるよ」
などの言葉でした。
確かに知人の言うことには一理ありますし、頭では分かります。
しかし、私にとって、お付き合いしていた女性はその星の数ほど居る女性の中でも大袈裟でなく本当に特別な存在でした。
そして一番は、辛く、助けて欲しいのは他でもなく″今・現在“でした。
いつ訪れるかも分からない、良いことに期待できるほど私は心に余裕はありませんでした。
「もっと頑張れるでしょ」
次に打ち明けた内容は、うつ病を隠したまま仕事し、普通を装って生活していくことにもう疲れた、ということです。
しかし、その内容に対しては「いやいや、なんやかんやで生きてるんだからまだまだ頑張れるでしょ」と言われました。
もう本当に自分の中ではギリギリまで頑張り、頑張るために無理をして、その無理をするためにさらに無理をして・・・と精神的に追い詰められている状態で、気軽に頑張れと言われるのは本当に嫌でした。
作業療法士になるための勉強の中で『うつ病の人に向かって頑張れとは言ってはいけない』とよく聞いていたので、知識としては知っていました。
皮肉にも実際に自分がうつ病となり、相談した相手から「頑張れ」と言われたことで身をもってその理由を理解することができました。
「ただの贅沢病じゃないの?」
当時、精神的に追い詰められていたとはいえ、生活自体は客観的に見ると大きな問題はありませんでした。
仕事も順調で、衣食住に困ることなく、ごく一般的な生活水準で過ごせていました。
そんな状態で、「失恋してうつ病になって辛い」「もう生きることも嫌になった」などと相談したことで、知人からは「普通に生活できているのに、そんなこと言ってるのはただの贅沢病でしょ?」言われてしまいました。
正直に言えば、自分が言っているのはただの贅沢ではないのかと、自覚しています。
しかし、私は自分が言っていることは贅沢だとは分かってはいるけれども、心のコントロールができず、辛くてしょうがなかったのです。
そんな状態で、相手から正論を言われてしまうと、ぐうの音も出ません。
ただただ、自分が情けない人間だと、まともな人間ではないと改めて自己嫌悪感を強くさせられました。
終わりに
ただ相談に乗ってくれただけであり、その知人には悪気があったわけではありません。
それは分かっています。
しかし、相手にもよるのかもしれませんが、自分の悩みの理解が得られない相手に対して相談するということは、ただただ嫌な思いをするだけだと思ってしまいました。
そのため、私は他人に対して、より心を開かなくなってしまいました。
そこで、徐々に人前での自分と一人でいる時の自分を使い分けていくことを意識していきました。
終わりに
いかがだったでしょうか?
これは私個人の体験談なので、誰にでも当てはまる訳ではないと思います。
共感を示し、寄り添ってくれる人ももちろんいると思います。
しかし、そういった人が周りにいないとなると、ずっと孤独に問題を抱えて行くことになります。
そうするといつか、心身ともに限界が来てしまいます。
私のブログを読んでくださった人の中に、同じように苦しんでいる方がみえたら恥ずかしいとか情けないと思わず、専門的な第三者に相談してみてください。
ここまで読んで下さりありがとうございました。