こんにちは、サンタです。
前回の記事ではうつ病になったきっかけを書かせていただきました。
うつ病となりしばらくはそのまま生活していたのですが、過量服薬による自殺未遂を図ったことを機に、心療内科へ行くことにしました。
今回の記事では、私が心療内科へ通うようになるまでについて書いてみたいと思います。
よろしくお願いします。
目次
うつ気分による心身への影響
お付き合いしていた女性と別れてから最初に影響を受けたものが睡眠でした。
目を閉じて布団に入っても自身の言動についての後悔や反省の念が押し寄せ、ネガティブなことばかり考えてしまい、時間だけが過ぎ、1日に1〜2時間眠れれば良い方でした。
その内、就職したばかりということもあり慣れない仕事でストレスを抱え、胃潰瘍になりました。
常に胃が痛かったので、食欲も無くなっていきました。
その後、胃の痛みが治まっても食欲は戻らず、拒食症となってしまいました。
しかし、周囲に変に気をつかわれることはイヤだったので、人前では笑顔で元気なふりをして、後で吐いていましたが、食事もある程度は摂るようにしていました。
約2ヶ月は、ほとんどの栄養を野菜ジュースなどで摂っていましたが流石に無理があったのか元々、身長に対して平均体重ぐらいでしたが、20kgほど激ヤセしました。
見た目の印象も変わったため周りからは心配されましたが、胃潰瘍の影響ということでごまかしていました。
自殺について考え始める
そうしている間、生きていても楽しいと思えるわけがなく、この頃から少しずつ「消えたい」「死にたい」と思うようになり、いつも<楽に死ねる方法はないのかな、、、>と考えていました。
冬が近づいてくると、何がきっかけかは忘れてしまいましたが急に拒食症から過食症に変わりました。
食べられるだけ食べた後は指を口に突っ込んで、食べたものを吐く、という行為を2ヶ月ほど繰り返していました。
それが影響したのか今度は逆流性食道炎になり、胃痛や胸焼けなどに苦しむようになりました。
睡眠不足ということもあり、普段の生活を送る体力も失くなっていきました。
しかし、元々自己評価が低く自分嫌いな人間である為、これ以上自己評価を下げない為にも仕事だけは休まず、頑張って(無理して??)働き続けていました。
過量服薬による自殺未遂
そんな生活が続いていてもなお変なプライドで心療内科に行くという考えを持てず、ただただ心身ともに辛いと感じる日々を送っていました。
そんなある日、お付き合いしていた女性が男性と一緒にいる場面を見かけてしまいました。
この時点まではまだ心のどこかで希望を持っていたのだと思いますがその場面を見た途端、何かの糸がふっと切れ、「もう無理するのはやめよう」と思い、以前から頭によぎっていた<自殺>をしようと決めました。
しかし、度胸が無かったために首を吊ったり飛び降りたりということが出来ず、服薬自殺という方法を選びました。
今思えば現在、世間一般で処方や市販されている薬では過量服薬で死なないように成分が調整されているため、死ねるはずはなかったのですが、深く考えず、市販の睡眠薬や持っていた薬を100錠以上集めて一気に飲みました。
その時は「これで辛い気持ちから解放される」「楽になれる」と、久し振りに穏やかな気持ちで眠りにつきました。
そんな気持ちとは裏腹に朝、目を覚まします。
目覚めてから少しの間、状況が分からずボーッとしていましたが徐々に意識がはっきりしてくると部屋の中は大変な状況でした。
目が覚めるまでの記憶は全くありませんでしたが、私自身は何も着ておらず素っ裸で部屋の中に立っており、夜の間中に苦しんだのか部屋のあちこちには嘔吐の跡がありました。
頭重感もひどかったです。
しかし、習慣とは恐ろしいもので目が覚めたのは出勤に十分間に合う時間でした。
頭がはっきりせず、考えもまとまらないまま部屋の片付けもそこそこにその日は出勤し、仕事をしていました。
未遂後に思ったこと
その日の夜、仕事から帰って部屋を片付けながら感じたことは「死ねなかった」という思いでした。
その後、再び自殺をしようとすることはありませんでしたが、<早く死にたい><消えたい><楽になりたい>といった気持ちが消えることはありませんでした。
そんな気持ちをごまかす為に、リストカットなど少しずつ自傷行為をするようになっていきました。
人前では無理をして笑い、一人の時には鬱々とした気分で過ごすという日々が続き、頭の中がゆっくりと腐っていくような感覚でした。
さすがにこのままではダメだと思うようになりようやく心療内科に行くことを考え始めました。
それでも人にはあまり知られたくなかったので、知人に会わないように少し遠くの心療内科を紹介してもらい、治療していくことになりました。
ここまでに約2年が経っていました。
次回は心療内科で受けた、うつ病の治療について書いてみたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。