こんにちは、サンタです。
私は今までに、肺気胸に2度罹ったことがあります。
今回の記事では、その際の症状や治療、手術などについて書いてみたいと思います。
この記事で、少しでも気胸についての参考になれば嬉しいです。
よろしくお願いします。
目次
気胸に罹った時の状態(1度目)
私は今までに何度か大きな病気をしたことがあります。
その中の一つが肺気胸という病気です。
肺気胸とは肺に穴が空くことで肺から空気が漏れてしまい、タイヤのパンクのように肺がしぼむために、胸痛、咳や息切れなどが生じる病気です。
私はこの気胸に2度罹りました。
1度目は2017年の8月、ある朝起きると右の肩甲骨の下辺りに小さい刃物に刺されたような痛みがあり、少し息苦しさも感じました。
その日は日曜だったので、とりあえず一日安静にしていました。
しかし、その痛みはずっと治ることはなく、朝になると痛みや息苦しさはさらにひどくなりました。
とりあえずは仕事に行ったのですが、苦しくて声を出すこともままならず、動くのもやっとだったので早退して病院へ行きました。
そこでレントゲンを撮ったところ、肺がかなり縮んでおり、医師に気胸と診断されました。
気胸の治療・入院
受診した際、医師には「なんでこんな状態まで放っておいたんだ」「いつショック状態に陥ってもおかしくないぞ」「早く救急車で大きい病院へ行け」とかなり怒られてしまいました。
その後、近辺の大学病院へと行き緊急で処置を受け、入院となりました。
その際の治療は、胸腔ドレナージという処置です。
私の場合は溜まった空気を排出し、潰れた肺を戻すために右の肋骨あたりから管を入れました。
その際の刺す針はなかなか太くて、一応、麻酔は打つのですがそれでも刺された時は結構痛かったです。
その上、ゴリゴリッと管が肋骨をする感覚もしてすごい怖かったです。
無事に管が刺さり、空気が抜け始めると息苦しさは少しずつ楽になっていきました。
しかし、麻酔が切れてくると管が刺さっている周辺が痛み始め、痛み止めのお世話になることになりました。
入院期間はちょうど1週間でしたが、その間ずっと管が刺さりっぱなしなので動く時に少しでも引っ張るとかなり痛い思いをしますし、お風呂どころかシャワーも禁止だったので辛かったです。
2度目の気胸
気胸という病気は再発しやすい病気らしく、そう聞いた時は嫌な予感がしたのですが退院してから約3年後の2020年、4月に予想通り再発してしまいました。
その時はちょうど仕事中で、急に息苦しくなり大きな声が出しにくくなりました。
しかし、前回と違い強い痛みは無いし動けなくなるほどではなかったので、入院が嫌ということもあり、しばらく我慢して働いていました。
1週間ほどしても症状は改善されず、動くことすら辛くなってきたので、諦めて病院へ行きました。
予想通り気胸が再発しており、レントゲン写真を見たら右の肺がソフトボールぐらいの大きさにまで縮んでいて、またまた即大きな病院へいくことになりました。
この時期はちょうどコロナが流行り出した時で、大学病院でなく他の病院へ入院となりました。
しかし、今度の気胸は前回よりも重度だったらしく、ドレナージだけでは1週間経っても肺の状態が改善されませんでした。
そのため、結局は大学病院へ転院して手術をすることになりました。
気胸の手術について
気胸は肺にできた嚢胞(のうほう)という薄い袋が破けることで空気が漏れ出すのですが、私の場合は穴が大きすぎたために手術をして嚢胞を切除する必要がありました。
切除後は、肺の切り口近くに新たにできた嚢胞が気胸再発の原因となりうるため、肺の切り口を吸収性のフェルトで覆い再発を予防するとのことでした。
医師の説明では開胸はせず、内視鏡で手術器械を挿入して行う手術なので大きなリスクもなく心配は要らないですよ、とのことでした。
とは言ってもベッドで手術室まで連れて行かれるのはなかなかの恐怖感でした。
麻酔が効いてくるまでは意識もはっきりしているので、医師や看護師の方たちが周囲で手術の準備をしている様子を見るとドキドキしました。
手術後、目が覚めるとまだ麻酔が効いているのかボーッとしていましたが手術部位と呼吸時の肺の痛みがかなり強く感じました。
麻酔が切れてくるとその痛みはどんどん強くなり、今までに経験したことのない痛みを感じました。
加えて、大きく呼吸をしたり少し声を出すだけでも肺に激痛が走ります。
又、身体のあちこちにはドレナージ用のチューブ以外にもバルーンカテーテルや点滴など管がたくさん繋がれており、動くこともままなりませんでした。
終わりに
2〜3日すると痛みも少しずつ治り、ドレーンチューブ以外の管は外れていきました。
その後はやはり前回と同様で、1週間ほどで肺が元の状態に戻り退院することができました。
しかし、ここからが更なる闘病生活の始まりとなったのです。
実は退院直後の夜にラムゼイ・ハント症候群という病気となり、顔面麻痺となってしまったのです。
次回はその病気や後遺症について書いてみたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。