こんにちは。

 うつ気分を改善するため、釣りを始めて、釣りの沼にハマり約7年…
 釣り歴の割には全然上達しない、釣りの永久素人サンタです。

 前回の記事では、リールについての簡単な知識とその準備などについて書かせていただきました。

 実際に釣りを始めるためには、準備した仕掛けを海に投げ入れる(又は水中に落とす)必要がありますが、初めてだとイマイチ投げ方等がよく分からない方もみえるかと思います。

 そこで、今回の記事ではまずは覚えておいた方が良いと思う仕掛けの投げ方の基本について私なりに簡単にですが書いてみたいと思います。

 よろしくお願いします。

初心者マークを背にお辞儀をする猫のイラスト

ドラグの調整

 投げる前に、まずはドラグの効きを調整しておきましょう。

 改めて、ドラグとは魚の強い引きに対して仕掛けを魚の引きで切られないよう、スプールからラインが一時的に滑るように出せるようにする機能のことで、つまみを回すことで効きを調整します。

ドラグの調整方法を記した画像

 と言われても、『よく分からない』という方もみえると思います。

 当たり前のことですが、糸に対して強い負荷がかかると、その糸は切れてしまいます。
 これはつまり、釣り糸に置き換えると、釣り糸の強度を上回る魚が仕掛けにかかった際には釣り糸が切れてしまい、せっかくの大物に逃げられてしまう、ということになります。

 そんな悲しいことを起こさないために、リールに備わっている機能がドラグなのです☝️

 分かりやすく説明するのはなかなか難しいのですが、釣り糸に対して強い負荷がかかった時、逆方向にテンションをかけながらスプールを逆回転させながら糸が切れないように、糸を送り出す機能となります。

 ドラグを緩めると軽く引っ張るだけでも糸が引き出され、締め込むと逆に糸が出にくくなります。

 ドラグの調節は糸の太さ(強度)を基準に行い、釣り糸の強度の約1/3ぐらいが良いと言われています。
 又、狙う魚や釣り方や釣り方によって、より細かく調整したりします。

 しかし、初めて釣りをする方にとってはピンとこないと思います。
 そこで、簡単なのは手で引っ張ってみて、少しずつジリジリと出るぐらいに調整する方法です。

釣りに適したドラグの調整具合を記した画像

竿の持ち方と握り方

 ドラグの調整が終わったら、竿をしっかりと持ちます。

 釣り竿の持ち方ですが、ここでは主に岸での釣りで使用する釣り竿に、スピニングリールを取り付けたものについて書かせていただきます。

釣り竿の持ち方を写した画像
①まずは中指と薬指の間にリールの脚を入れる。
リールを取り付けた釣り竿を握った画像
②そのまま中指と薬指で脚を挟み込み、しっかりと握る。

 ここで、ややこしいことがあります。
 それは、左右どちらの手で釣り竿を操作するのか?、ということです。
 (上の画像では右手で握っています)

 スピニングリールのハンドルは左右どちらにも変更できるのですが、仕掛けを投げた後、左右どちらの手でリールのハンドルを操作するかで、釣り竿を操作する手が変わってくるのです。

 こればかりは好みの問題というか、その人その人によって操作のし易さが変わってくるのでどちらが良いのかは言い切ることができません。

 しかし、一つ言えることは竿を持って仕掛けを投げる際、利き手で竿を持って投げる、ということです。
 そこで、下の表を見てみてください。

 分かりにくくて申し訳ないのですが、右利きの人がリールのハンドルを右手で操作する場合、右手で仕掛けを投げた後には釣り竿を左手に持ち替える必要が出てきます。(右投げ右巻き)

 逆に、右利きの方がリールのハンドルを左手で操作する場合には、竿を持ち替える必要はありません。(右投げ左巻き)

 どちらが釣りをしやすいのかは人によって違います。
 ちなみにですが、私の場合は竿を持ち替えるのが面倒だったので、右投げ左巻きで釣りをしています。

  投げる際に竿を持つ手 リールハンドルを操作する手

投げた後で竿を操作する手

右利き 右手 右手 左手
左手 右手
左利き 左手 右手 左手
左手 右手

糸を押さえて、ベールを開く

 釣り竿をしっかりと握った後は、リールのベールを開くのですが、ここで先程の竿の持ち方が活きてきます。

 先程の釣り竿の持ち方であれば、人差し指をフリーにし易くなります。

釣り竿を握った手の人差し指をフリーにした画像

 そこで、フリーにした人差し指を使ってリールから出ている糸を押さえたままベールを開きます。

 そうすることで、ベールが開いていても糸が出っ放しになることを防ぎます。

リールから出ている糸をフリーにした人差し指で押さえた画像
リールから出ている糸を押さえたままベールを開いた画像

タラシの長さを決める

 タラシとは、竿先から仕掛けまでの間にとる長さのことです。

タラシを説明したイラスト

 このタラシの長さは、主に仕掛けの重さ釣り場の環境などで変えていきます。
 『投げる仕掛けが軽ければタラシを短く、重ければ長くする』
 『釣り場において後ろにスペースがなければ短くする』
 といった具合です。

 まずは30〜50㎝ぐらいから始めてみて、慣れてきたら色々と自分で試してみるのが良いかと思います。

仕掛けを投げる

 お待たせしました。
 ここでようやく、仕掛けを投げることになります。

 まずは周囲に人が居ないか、障害物が無いかなど、安全確認します。

 次に竿を後ろに持って行くのですが、この際、タラシの長さにもよるのですが竿をまっすぐに立ててしまうと竿先に仕掛けが絡まってしまいます

釣り竿をまっすぐに立てて仕掛けが絡まったイラスト

 そのため、竿を横に寝かせたままでゆっくりと後ろに持っていきます

釣竿を寝かせて持って後ろへ持っていくイラスト

 分かりにくい絵で申し訳ありません💦
 釣具のイシグロさんのサイトにわかり易い絵や写真が載っているので、よければそちらも参考にしてみてください。

 最後に、後ろへ持って行った釣り竿を前方へ振って仕掛けを投げるのですが、投げている途中でちょうど良いタイミングで糸を押さえている人差し指を離す必要があります

釣り竿を前に向かって投げるイラスト

 糸を押さえている指を離すタイミングですが、釣り竿が自分の上を通り過ぎて、時計の10〜11時ぐらいの角度の時が良いです。

糸を押さえている指を離すタイミングを表したイラスト

 この際、思い切り力を入れて釣り竿を振ると、明後日の方向へ飛んで行ったりするので、まずはあまり力を入れずに軽く投げて真っ直ぐ飛ばせるようにしていきましょう。

 投げた後で注意しなくてはならないことが、仕掛けが着水、もしくは着底したらちゃんとベールは閉じましょう

 そうしないと、糸が無駄にどんどん放出されてしまいますし、リールのハンドルを巻くことが出来ません。

 こうして仕掛けを投げたら、ようやく釣りの始まりです!

終わりに

 いかがだったでしょうか?

 簡単にまとめると、
①ドラグを調整して、
②竿を持ち、
③糸を指で押さえてベールを開き、
④タラシの長さを決め、
⑤前に向かって投げる、
⑥着水もしくは着底後にベールを閉じる
といった工程となります。

 分かりにくい部分も多々あったとは思いますが、今後釣りを始めるという方にとって少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 慣れないうちは大変なこともあるかと思いますが、慣れてくれば釣りは本当に楽しい遊びですし、精神面にも良い影響を与えてくれると思います。

 興味が湧いたらぜひ釣りに行ってみてくださいね。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

記事を読んでくれたことに対する感謝を表すイラスト