こんにちは、サンタです。
前回の記事では、私が心療内科へ通うようになるまでを書かせていただきました。
今回の記事では、ようやく始まった心療内科でのうつ病の治療について書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
結論を言ってしまうと、心療内科へ通うようになっても劇的に気持ちが楽になったり症状が無くなったりする訳ではありませんでした。
しかし、それでもうまくは言えませんが、何かは確実に変わったと思います。
無関係の第3者に話を聞いてもらうだけでも気持ちがほんの少しは楽になります。
私が言えたことではないかもしれませんが心療内科などへ通ってカウンセリングを受けたり治療を受けることは恥ずかしいことではありません。
自分の置かれた状況を少しでも改善しよう、という気持ちを行動に移すことであり、勇気のあることだと思います。
もし、私のブログを読んで下さっている方の中に同じような悩みを抱えている方がみえたら、一人で悩み続けずどこかに相談してみて下さい。
置かれた状況がすぐに好転する訳ではありませんが、何かは必ず変わると思います。
目次
初めて心療内科へ行って思ったこと
正直なところ、私は心療内科へ行くことで自分の状態が劇的に改善されると思って期待していました。
私のようなケースの治療内容としては精神科の先生と顔を合わせた後、カウンセリングとして自分の現在の状態や現在の至るまでの出来事、抱えている思いなどを話していきます。
その後、先生の診断を聞き、その時点で適切であろうと思われる薬を処方してもらってその日の受診は終了です。
初めての受診後に思ったことは、<もうこれで終わりなの?>です。
話を聞いてもらっただけでは<死にたい・消えたい>という思いは消えませんでしたし、処方された薬を飲んでも気持ちが楽になったわけでもなく、夜ぐっすり眠れるようにもならなかったです。
向精神薬を飲み始めて思ったこと
今思えば、そんな簡単に心の病気が良くなるのであれば誰も苦労しないだろう、と考えることができます。
しかし、当時の私にはそんなことを考える余裕はなく、ただただ早く楽になりたい気持ちでいっぱいでした。
処方された薬を飲めば穏やかに気持ちになり、辛い気持ちを抱えずに生活できるようになると思っていたのです。
しかし、実際に薬を飲み始めても体感できるような大きな変化はありませんでした。
その代わり、<薬を飲み始めたからもう大丈夫だ><これで良くなっていくはずだ>と、少しだけホッとした記憶があります。
カウンセリングについて
カウンセリングといっても目からウロコが落ちるようなアドバイスが聞けるわけでもなく、先生が話を聴いてくれるだけでした。
しかし、この<話を聞いてもらう>ということが大事で、傾聴(けいちょう)といって、否定も肯定もせず、私見を挟むことなく、ただただ私の拙い話を聴いてくれました。
そのため、安心して話をすることができ、自分が抱えていた思いを言語化していくことでほんの少し気持ちが落ちつきました。
治療が始まって変わったこと
こうして、現在まで続くうつ病の治療が始まりました。
最初は2週間に1回ほどの受診で、色々な薬を試していきました。
最初は気持が明るくなるという漢方薬から始まりましたが私にはあまり効果がなかったため、徐々に本格的な抗うつ剤や抗不安薬にシフトしていきました。
薬を飲むことで一番困ったことは、やはり副作用です。
私の場合は一般的に言われているような吐き気や頭痛などはありませんでしたが、頭がボーッとしたり急にひどい眠気が出たりました。
そんな中で仕事をしていると、普段しないようなミスをすることもありました。
そのため、自分の仕事は信用せず、ミスが出ないよう常に自分の行ったことを疑いながら働いていました。
また、薬を飲むタイミングにも気を遣います。
飲んでいるところを人に見られれば、何の薬を飲んでいるか聞かれることがありますし、見る人が見れば向精神薬だとバレてしまいます。
なので、食後に人気のない所に行き隠れて飲んでいた記憶があります。
良い変化として副作用には注意が必要でしたが、薬を飲む為にはなるべく胃のなかに物があった方が良いので少しずつまともに食事を摂るようになっていきました。
眠剤を飲むことで、ムラはあるものの睡眠も少しずつまともになっていきました。
このまま少しずつ落ち着いていくものと思いましたが、ここからが現在まで長く続く、無理してばかりの生活の始まりでした。
終わりに
私の場合は失恋がきっかけでこのような状況になりました。
ある時、気がついたことは、私にとってうつ病が完全に良くなるということは以前、生まれて初めて感じていた<生まれてよかった>という幸せな感覚を取り戻すということでした。
そのため、失恋前の幸せな状態が基準となってしまっていて、何を経験してもその時の気持ちと比べてしまい、心が満たされることはありませんでした。
そのため、生活自体は少し落ち着いていきましたが内心はまだまだ辛い気持ちのままであり、絶望しながら生きていました。
次回はうつ病となってから色々なことで気を紛らわせていましたが、どんなことをしていたのか少しずつ書いていきたいと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。