こんにちは、サンタです。

 過去の記事で過去の記事で書かせて頂いたのですが、私は失恋が引き金でうつ病となりました。

 うつ病となったことで、それまでの生活スタイルに変化が現れ、少しずつ性格も変わっていったような気がします。

 今回の記事では変化した生活や性格について書いてみたいと思います。

 拙い文章で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

お辞儀をする人のイラスト

元々の生活スタイル

のんびりする男性のイラスト

 元々、私はインドア傾向が強く、外に出かける用事がない時は家で漫画を読んだりやゲームをしながら過ごすことが好きでした。

 長時間集中してしまうため、夜更けまでダラダラとゲームをすることも多かったですが、寝坊することなく、朝は決められた時間に起きることができていました。

 早寝早起きといった規則正しい生活などはあまり気にすることなく、のんびりと自由に過ごしていたと思います。

うつ病前の性格

穏やかに考えるイラスト

 私は人見知りで、あまり他人に心を開く人間ではありませんでしたが、私自身はそこまで気にすることはありませんでした。
 仲良くなるまでに多少時間がかかるものの、一度仲良くなれば楽しく接することができましたし、多人数で集まって遊ぶことも苦ではありませんでした。

 自分で言うのも恥ずかしいのですが、よく冗談を言ったり・たくさん笑う、そこそこ明るい人間で、人付き合いも良かったと思います。

 将来のことも、未熟ながらも真剣に考え、目標というか目的に対して前向きに努力していました。
 又、気も長い方で、イライラすることはあまりなく、基本は穏やかでした。

うつ病となり、変化した生活スタイル

・心療内科へ行く前

暗い表情で落ち込む男性のイラスト

 うつ病になり、まず変わったことは睡眠です。
 私はうつ病となったことで、不眠症となってしまいました。
 寝ようと布団に入るものの、ほとんど眠ることができませんでした。

 静かで暗い部屋で布団に入り、目を瞑っていると嫌な考えばかりが浮かび、不安感であったり焦燥感であったり、上手く言い表せられない気持ちになってしまうため、眠ることができませんでした。
 そのため、起きている時間が必然的に増えていきました。

 起きているのであれば、漫画やゲームをしていれば時間が潰せそうですが、そうはいきませんでした。
 起きていても不意に嫌な気分が押し寄せてくるので、好きなものであっても集中しにくくなり、漫画やゲームにも没頭することができませんでした。

 そのため、何も手に付かず、ただ暗い気持ちのままでボーっと起きていました。
 夜中、寝ていたのか起きていたのか曖昧な状態となり、1日の境が不鮮明で体内時計もおかしくなりました。

 又、食事について、胃潰瘍や拒食、過食となったために食指がなくなっていき、1日3食を摂ることもなくなり、食べない日も多くなりました。

・心療内科へ通い始めてから

暗い顔で薬を飲む男性のイラスト

 心療内科に通い始め、薬を処方されたことで少しずつ睡眠をとることが増えていきました。

 日によっては寝つきが悪かったり、夜中に覚醒したりはありますが、『夜は寝る/朝に起きる』という、当たり前のリズムが少しずつ戻ってきました。

 又、食事も少しずつ摂れるようになり、一般的な生活リズムに近づいていきました。

 しかし、暗い気持ちが払拭された訳ではないため、集中力はなかなか戻りませんでした。
 そのため、好きなことに没頭できることは少なくなったままでした。

変わった性格や考え

明るい気持ちと暗い気持ちが入れ替わる人のイラスト

・人付き合い

 まず変わったことは、人と接することが苦痛になったことでした。
 人前では自分がうつ状態であることを知られないよう、無理をして明るく振る舞っていたため、人と接した後の疲労感がすごかったです。
 そのため、友人と遊ぶことが必然的に少なくなっていきました。

 又、好きな人に振られてしまったことで自分自身に自信を持つことができなくなり、他人に劣等感を感じるようになってしまいました。
 そのため、人見知りもどんどんと強くなり、自分から人に話しかけることもほとんどなくなっていきました。

・自己嫌悪

 劣等感を感じるようになったことで、『もっとちゃんとしなくては』という強迫観念のようなものに駆られるようになりました。
 自分の言動を社会常識やマナーに照らし合わせ、必要以上に順守しようとして、少しでも外れると自分を責め、『自分はダメな人間だ』と落ち込むようになりました。

 又、迷惑なことに自分が常識やマナーを必要以上に守ろうとするあまり、その考えを勝手に他人に押し付けるようになり、守っていない人を見かけたりするとイライラしてしまっていました。
 このイライラが厄介で、意識していないと表に出てしまうことがあり、その後に『自分は何て勝手な人間なんだ』自己嫌悪に陥るという悪循環に陥っていました。

・不安症

 暗い気持ちのほかに、漠然と『このままではダメだ』『この先どうすればいいのだろう』などといった不安感を常に感じるようになりました。

 しかし、不安に対する具体的な解決策を見出すこともできず、この先、生きていくことが怖くて怖くて仕方がなくなっていました。

・無気力

 後は、物事に対するモチベーションがなくなっていきました。
 将来のことなどについて、真面目に考えることはなくなり、『どうでもいい』『頑張ってもしょうがない』と思うようになり、前向きに物事に取り組むことがなくなっていきました。

終わりに

 性格や考えについて、自分自身の頭の中では、『自分がおかしくなっている』という自覚はあったのですが頭ではわかっていても心をコントロールすることができませんでした。

 そのような状態になったのが16年程前で、心療内科に通い始め、周囲の助けもあり少しずつ改善してきているとは思うのですが、未だに寛解したと、自信を持って言うことはできません。

 今でも安定剤や眠剤を飲んでいるからこそ、無理はしつつも比較的落ち着いた日常生活を送ることができていると思います。

 読んでくださっている方の中にも同じような方がみえたら無理せず、休んだり誰かに相談したりして、お大事にしてください。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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サンタ

41歳の作業療法士(職歴16年) 趣味:猫とゴロゴロ/海釣り/好きなバンドのライブ参戦 25歳の時、失恋がきっかけでうつ病に。 39歳の時、気胸にて肺の部分切除。直後にラムゼイ・ハント症候群にて左の顔面麻痺出現。手術するも後遺症が残る。 うつ病をごまかしながらの生活や仕事、病気の後遺症などについて書いていきたいと思います。

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