初めまして。
作業療法士をしている41歳のサンタです。
25歳から作業療法士として働き始めて約16年になりますが、就職してすぐに失恋がきっかけでうつ病となりました。
以来、周りの人たちのほとんどに隠したまま心療内科に通いつつ、ごまかし、無理をしながら現在まで生きてきました。
今でも眠剤や安定剤を飲みつつ生活しています。
こんな私ですが、カウンセリングや投薬治療以外にうつ気分を抱えて生きていくにあたって試したことや助けられたこと、逆に後悔していることなどを思い出しながら色々書いていきたいと思います。
今回、まずはタイトル通りにうつ病になったきっかけについて書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
目次
うつ病になったことが恥ずかしかった
私の場合、うつ病になったきっかけが失恋ということで情けなくて周りに知られることが恥ずかしいという思いがありました。
比べるのも失礼な話ですが、ニュースなどを見ていると私よりもはるかに大変な思いをしている人が沢山いるからです。
表向きはヘラヘラと平気な素振りをしつつも、内心はこれでもかというくらい落ち込み、ほとんど眠れない日々を過ごしました。
大体の人は「失恋ぐらいで大袈裟だ」と言うかもしれません。
しかし、私にとっては本当につらくて悲しい経験だったのです。
うつ病になったのは性格のせい?
話は変わりますが、私の家庭は少し複雑でした。
一緒に育った兄と姉がいるのですが、実の兄姉ではなく、蒸発した叔父(母の弟)の子どもです。
小さい頃は何の疑いもなく暮らしていましたが、苗字や血液型が違うこと、全然顔が似ていないなど今思えば実の兄姉でないことは明らかでした。
よくよく思い出していると、小さい頃に兄と姉が車で走り去る夫婦?に向かって泣き叫んでいる記憶がありました。
思えばその人が兄と姉の実の親だったのでしょう。
その後、私の両親は兄と姉を引き取り、自分達の子どもとして育てました。
しかし、叔父側がなぜか養子縁組を拒否したために苗字を変えることはできなかったそうです。
戸籍上は長男ですが末っ子として育ち、周囲からの扱いも気を遣ってか変に甘かったりしました。
そんな中、成長するにつれて自分の家庭が周りとは違うことを少しずつ自覚していき、それと共に
「実の親であっても平気で子どもを捨てられるんだ」と心のどこかで思うようになりました。
又、家庭内で嫌なことがあると<本当なら一人っ子だったんだけどな>とも考えてしまうようになりました。
そうして大きくなってくると人との付き合いはほどほどにして、他人に深く心を開かず、あまり人を信用しなくなっていきました。
両親のことは大好きで尊敬していますし、兄と姉も良い人です。
しかし、そのことが逆に私の心の狭さや未熟さなどを感じさせ、自分に自信が持てず、どんどん自分のことが大嫌いとなりひねくれた性格になりました。
生まれて初めての感覚
しかし、周囲の人間に恵まれたおかげで21歳で作業療法士の養成校に入るまで、大きな問題もなく生きてこれました。
その養成校で出会ったのが、以前お付き合いしていた女性です。
家が近かったということもあり、少しずつ仲良くなり、一緒に遊ぶことが増えました。
一緒にいるととても楽しく幸せで、初めて人に心を開くことができ、どんどん好きになりました。
私から告白し、お付き合いすることができました。約2年半のお付き合いでしたが大袈裟ではなく私にとっては生まれて初めて<生まれて良かった>と思える時間でした。
終わりに
しかし、就職後は私の性格が未熟なせいで愛想を尽かされ振られてしまいました。
心から好きになり、一生一緒に居たいと思っていた人と自分の性格のせいで別れることになったため自分嫌いが加速し、少しずつおかしくなっていきました。
以上、ここまでが私がうつ病になった出来事となります。
次回の記事では心療内科へ通うまでを書きたいと思います。
読んでくださった方、ありがとうございました。