こんにちは、サンタです。
以前も書かせて頂きましたが、私は昔からマンガが大好きで、ジャンルを問わず、色々な作品を読んできました。
私は漫画を読むことでその作品に集中することで、現実逃避をしていました。
そうすることで、うつ気分がひどい時には漫画を読むことで助けられたこともあります。
もちろん、以前ほどではありませんが今でも毎日何かしらの作品を読んでいます。
以前紹介した作品以外にも、面白いマンガがたくさんあります。
そんな面白いマンガの中でも、特に好きな作品を紹介したいと思います。
今回は漫画アプリ、GANMA!で連載されていた『腸よ鼻よ』という作品について、私なりの感想等を入れながら紹介したいと思います🙇
目次
あらすじ
『腸よ鼻よ』とは、作者である島袋全優先生による闘病コミックエッセイとなります。
本作の主人公であり著者でもある全優先生は、19歳の時に発症原因不明の指定難病「潰瘍性大腸炎」を発症します。
その後、闘病生活を経て、23歳で大腸を全摘出するまでの壮絶な体験が描かれた作品となります。
日々の過酷な闘病生活を題材にしながらも悲壮感を感じさせない上、本来はかなり深刻な内容であるにも関わらず、面白さ溢れるギャグ漫画として昇華された医療ギャグエッセイです。
加えて、各話の扉絵では腸に優しい食材やレシピの紹介など、潰瘍性大腸炎に罹った人以外にも消化器系が弱い人にとって役立つ情報が掲載されいます。
私が感じる魅力
私がこの作品を好きになった大きな理由の一つとして、作者である全優先生が明るく、非常にポジティブな方だと感じることが挙げられます。
若い時に難病に罹り、最終的に大腸を全摘出するような経験であれば、通常は塞ぎ込んだり、周囲に負の感情をぶつけたりしてもおかしくはありません。
しかし、全優先生は自身が置かれた過酷な状況に怯むことなく、むしろ面白おかしく自身の経験を描いてくれています。
病気に関するエッセイ、特に難病等になると、読んでいる側も深刻に受け止めた上で、真剣に読まないと失礼ではないかと思ってしまいます。
ましてや人が過酷な状況に追い込まれているのに笑うなんて、もってのほかです。
私はそんなふうに思っていたのですが、この『腸よ鼻よ』という作品は、もちろん本当に過酷な状況ですし命にも関わる場面も出てきますが、読んでいる人に楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってきます。
むしろ、「えっ?そんなことをネタにしていいの?」「そこで笑っていいの?」など、逆にこちらが心配になることもあるぐらいです。
個人的な感想
私自身、顔面麻痺や肺気胸の後遺症で日常生活に影響があります。
毎日毎日、後遺症に悩ませられていると気が滅入ってきますし、『前向きに頑張ろう』、とは思えません。
大した楽しみもなく、ただ早く一日一日が過ぎてほしいと思うばかりです。
比べるのはおかしな話なのですが、全優先生は私なんかよりも遥かに大変な思いをしているはずなのに、現状に挫けることなく前を向いて頑張ってみえます。
しかも、自身の体験を笑いに変えて、周囲に嫌な思いをさせることなく、逆に「自分も頑張ろう」と勇気をくれるのです。
私は全優先生を心から尊敬しています。
ギャグ漫画として面白く、闘病エッセイとしても非常に参考になり、読む人に勇気をくれる、素晴らしい作品だと思います。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は私が大好きなマンガの一つ、『腸よ鼻よ』を紹介させて頂きました。
これから読む人のため、あまり詳しい内容には触れずにごく簡単に書いてみました🥺
今回のブログで少しでもこの作品の魅力が伝われば嬉しいです。
面白くて素晴らしい作品なので、興味が湧いたらぜひ読んでみてくださいね!
ここまで読んで下さりありがとうございました。