こんにちは、サンタです。

 私は平成27年に結婚し、現在5歳の娘がいます。

 妻と出会い、同棲を始め、結婚と段階を踏んでいくにあたり、その時その時に様々なことを考えていました。

 今回の記事では、私が結婚するまでに思ったことについて書いてみたいと思います。

 よろしくお願いします。

お辞儀をするクマのイラスト

新たに恋愛をするために選択した手段

 以前書かせて頂いたのですが、私の場合、失恋をきっかけにうつ病となりました。

 しばらくは何もする気が起きず、無気力に生きていましたが、うつ気分を克服していこうとなった時、きっかけが失恋だったということもあり、新しく恋愛をすることが良いのかな、と考えました。

 しかし、恋愛をしようと、いざ出会いを求めて合コン等に行っても、周囲に気を遣ったり、無理をしてテンションを上げたりと精神的に疲れるだけでした。

 又、相手の方には非常に失礼な話で、どうしても元彼女のことを思い出したり比べてしまって、積極的に関わっていくことができませんでした。
 元々人見知りでもあるため、出会いの方法として合コン等は私には不向きでした。

 当時は今ほどSNSは普及しておらず、携帯もガラケーの時代だったのでマッチングアプリなども身近ではありませんでした。

 そのため、恋愛をする手段の一つとして結婚相談所に登録することを選択しました。

恋人ができて感じたこと

嬉しそうなハートのイラスト

 結婚相談所に登録はしたものの、思い立った時のモチベーションが長続きせず、ほとんど行動しない日々が続きました。

 そうして1年以上経過した頃、結婚相談所でのお見合いのようなもので出会った人が現在の妻でした。

 当時は相談所に登録したものの結局はモチベーションが上がらず、自分からは積極的に行動することはなく、周りに流されるままでした。

 そのため、二人で会うことになっても私自身、特に特別な感情などを持つことは無かったです。
 しかし、結果として現在の妻からのアプローチでお付き合いすることになりました。
 当時、妻が積極的では無かったら私は今でも独身のままだったと思います。

 正直に言うと、当初は付き合い始めるまではずっと独りでいることが当たり前になっていて、急に他人と関わる機会が増えたことで、『恋人ができて嬉しい』という感情よりも『自分の生活リズムが崩れて疲れるな』という感情の方が強かったです。

 そんな中で少しずつ妻と過ごす時間が増えてくると、独りで鬱々とした気分でいることが少なくなり、不安定ながらも安定した気分で過ごせることが増えていきました。
 独りで過ごすだけでは得られないリラックスした気持ちや幸福感を感じることができるようになりました。

同棲を始めて

不機嫌な顔をした人のイラスト

 出会いが結婚相談所だったので、お付き合いするということは必然的に結婚前提ということになります。
 特に、妻は結婚願望が強かったので、『今すぐにでも』といった勢いでしたが、私自身は未だそこまでの気持ちにはなれなかったので、まずは同棲をすることになりました。

 当時の私はそこまで深く考えていなかったのですが、人と暮らすということは自分のプライベートな時間が無くなってしまうということです。

 もちろん、一緒に暮らすことでプラスになることはたくさんあると思います。
 しかし、当時はうつ病による気分の落ち込みがひどい時があり、そのうつ気分を紛らわせるために一人での時間が必要な時がありました。

 そんな中、今までの自分の生活ペースがどんどん崩れていき、気分が不安定なことが増えていきました。

 意識して穏やかな気持ちでいようとしても、そこに他者の存在が介入することで悪い方向へのスイッチとなることが多かったです。
 鬱々と捻くれた目で周囲を見ていると、今までは気にならなかったものが気になるようになり、ネガティブな感情を持って妻を見ることが増えていきました。

 仲が悪かったわけでは無いですが、一緒にいても会話をすることは少なくなり、一方的に私が冷めていきました。

結婚するに至ったきっかけ

手を繋ぐ新郎新婦の画像

 結婚したい妻にとっては私の態度はもどかしく、嫌気がさすことも多かったでしょう。
 しかし、こんな私でも妻は私を見捨てることはなく、一緒にいてくれました。

 そうして、約3年が過ぎた頃にこんな私たちの状態を見かねた妻の両親や姉から、結婚の意思の有無を問われました。
 自分勝手でひどい話ですが、その時、周囲の気持ちとは裏腹に結婚したいとは思っていませんでした。

 結婚して得るものもあるでしょうが、うつ病の私は自分のことで精一杯で何か嫌なことがあるとすぐに死ぬことを考えるようになっていました。
 そのため、結婚することで生じる将来への責任などに耐えられる自信がありませんでした。

 そういった考えの中で、妻の親族に囲まれて意思を問われた際、結婚の意思は無いと伝えた時の周囲から受けるであろうストレス結婚することで生じるであろうストレスを天秤にかけ、その結果、目の前のストレスから逃げるために結婚することを決めました。

 こうして当時のことを思い出して書いていると、自分は本当に腐ったひどい人間だなと思います。

最終的に感じたこと

 結婚して約10年が過ぎましたが結論としては、妻と出会えて良かったですし結婚して良かったと思えるようになりました。

 当初は流されるままに決めた結婚でだったので、結婚に向けての準備が苦痛に感じることが多かったです。

 結婚そのものもそうですが、式を挙げるとなると、しなければならないことが山積みで、一般的な方でも大変かと思います。

 私はというと、当時は常に無理をしており、早く死にたい』と思いながら生きている人間でした。
 自分で決めた事とはいえ、そんな状態に追い討ちをかけるかのように日々の中で無理をすることが増えていきました。

 しかし、周囲からすれば結婚することが決まり、私は幸せな人生を送っているように見えていました。

 そうなってくると、
<幸せを感じていない自分は頭がおかしいんだ>
<幸せだと感じなければならないんだ>

と、強迫観念のような考えに囚われていきました。

 そのため、結婚後もしばらくは生きることが苦痛に感じる日々を過ごしていました。

 こんな私でも少しずつですが、現在はなんとか幸せだと思えるようになってきました。
 周囲の人間に恵まれたことや、心から没頭できる趣味を見つけたこと、娘を授かり、子育てが楽しく感じるようになったことなどが影響しているのだと思います。

 趣味や子育てについては別の機会で書きたいと思います。

 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

記事を読んでくれたことに対する感謝を表すイラスト


投稿者
アバター画像

サンタ

41歳の作業療法士(職歴16年) 趣味:猫とゴロゴロ/海釣り/好きなバンドのライブ参戦 25歳の時、失恋がきっかけでうつ病に。 39歳の時、気胸にて肺の部分切除。直後にラムゼイ・ハント症候群にて左の顔面麻痺出現。手術するも後遺症が残る。 うつ病をごまかしながらの生活や仕事、病気の後遺症などについて書いていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)