こんにちは、サンタです。
私には現在5歳になる娘がおり、妻と共に日々、子育てに奮闘しています。
今では一人の父親として、日々の娘との関わりを幸せに感じられるようになりました。
しかし、最初から子どもを授かることに肯定的な感情を持っていたわけではありません。
幸せと感じられるまでは時間がかかりました。
今回の記事では、うつ病となった私が親になることについて、感じたり考えたことについて書いていきたいと思います。
よろしくお願いします🙇
目次
元々の気持ち
過去に記事でも書かせて頂いたのですが、元々私は子どものことを考える以前に、結婚自体をしたいと思っていませんでした。
そのため、妊娠を望む妻とは裏腹に、私は子どもが欲しいと思っていませんでした。
うつ病であるため、自己評価が低くちゃんとした親になれる自信が無かったですし、自分の子どもとはいえ愛することができるか不安もあったので、子どもを欲しいとは思えなかったのです。
しかし、結婚し、年齢も30半ばを過ぎてくると、特に女性は高齢出産となってくるため、妻も不安が強くなっていきました。
そこで、少しずつですが妊娠への協力をしていくようになりました。
妊娠が分かった時
そんなある日、妻から妊娠の報告を受けました。
正常な方であれば、妻の妊娠を心から喜べるのだと思います。
しかし、私は表面上は喜びつつも内心では将来への不安の方が遥かに強く、心から喜ぶことができませんでした。
又、妊娠を知った周囲からは祝福され、結婚時と同様に幸せな人生を送っていると思われるようになりました。
確かに表面上は、結婚もして子どもも授かり幸せな生活を送っているように見えていると思います。
周囲にうつ病を悟られないよう、無理をしてそういう風に振る舞っている部分もありました。
幸せを感じなければならない場面で『幸せ』と感じられず、自分が抱いている価値観と周囲からの価値観との乖離がひどく、周囲から「良かったね」「幸せだね」と声をかけられることがとても苦痛でした。
自分がおかしいと分かっていたので、自己嫌悪はひどくなる一方でした。
生きていることが嫌で、消えたくなりつつも、子どもを授かったことで『無責任なことは出来ない』という思いとの間で当時の私は頭の中がグチャグチャになっていました。
出産までの心境
幸い、妻の体調は良好で、順調にお腹の子は大きくなっていきました。
エコー写真にも映るようになり、性別も判明し、妻と名前を考えるようになります。
お腹が大きくなってくると、元気にお腹の中で動く様子も分かるようになってきます。
こういった経過を辿ることで徐々に親になる自覚を持ち、生まれてくる子どもに愛情が湧き、幸福を感じるようになると期待していました。
しかし、そういった期待とは裏腹に私の頭の中はグチャグチャのままで、育児に対する不安に押しつぶされそうでした。
出産・子育てに対しての不安については、実際に身籠っている妻の方が強かったと思います。
そんな妻を夫としてしっかりと支えなければいけなかったのですが、情けない話、心にゆとりを持てず、不安を解消できるように支えることは出来ませんでした。
本当に妻には申し訳なかったです。
自分のことしか考えられず、たびたび殻に閉じこもることもあり、余計な不安やストレスを与えてしまっていました。
『こんな情けない自分が親になるのか』、と考えているとなんとも言い難い恐怖感や不安に襲われ、眠れなくなることも増えていきました。
この不安は子どもが無事に生まれた後から今現在までも、拭うことが出来ていません。
しかし、日に日に妻のお腹が大きくなり、子どもの存在が目に見えてくると様々なネガティブ感情は置いておいて、自分が親になるんだという実感と共に覚悟が決まっていきました。
以上が妻の妊娠を知り、娘が生まれるまでの私の心境となります。
次の機会は、娘が生まれてからの話を書けたらと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。